SaaS型eラーニングのカスタマイズ戦略|定型サイトを脱却する方法
本記事では、自社に最適化されたeラーニングを実現するためのカスタマイズ戦略や、サイト設計のポイントを解説します。
eラーニングサイトのオリジナリティは、受講者の満足度や継続率、eラーニングの収益性に大きく影響します。
そのため、SaaS型eラーニングシステムを活用してサイト運用をするうえで、カスタマイズ性は重要な選定ポイントです。デザインや機能を柔軟にカスタマイズできるシステムによって、他社サイトと区別がつきにくい定型サイトを脱却できるでしょう。

この記事でわかること
- SaaS型でもカスタマイズにより、定型的なeラーニングサイトから脱却できる
- UI/UXや導線設計の最適化が、継続率や申込率など成果に直結する
- 教育・販売・マーケを統合し、戦略的に運用することで収益性が向上する
1. eラーニングの定型サイトが問題視される理由
テンプレートに基づいて制作されたeラーニングサイトの問題点は、自社のマーケティング戦略と紐づけたサイト運用が難しい点です。
また、他社サイトと類似しやすく、差別化を図りにくいことも、デメリットといえます。
eラーニングサイトが自社の教育方針や受講者の属性、受講データに対して適切な設計でなければ、機会損失や離脱につながるでしょう。
eラーニングが定型サイトになってしまう原因の一つは、SaaS型eラーニングシステムのカスタマイズ性です。
システムによっては、
- デザインがテンプレート固定型である
- 独自ドメインやブランド表現が弱い
- 販売導線や導入フローを自由に設計できない
といった制約が、サイトのオリジナリティを低下させます。
かと言ってeラーニングシステムを独自開発することも昨今ではおすすめ出来ません。詳しくは👉「eラーニングの自社開発には限界がある?」を参考にしてください。
2. SaaS型eラーニングシステムの進化
従来のeラーニングは単なる配信ツールでしたが、現在はプラットフォームへと進化しています。
ここでは、近年進化したeラーニングの特徴を具体的に紹介します。
システムの導入や乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
2-1. フロントサイトの自由設計
近年は、フロントサイト(受講者画面)のオリジナル性を高められるeラーニングシステムが増加傾向にあります。
たとえば、トップページや講座一覧画面、申込・決済への導線などを自社の好きなようにカスタマイズできるのです。
フロントサイトのオリジナル性が高まることにより、教育を目的としたサイト運用だけではなく、自社ブランド構築の役割も担うようになります。
2-2. UI/UXの最適化
eラーニングサイトにおけるUI/UXの質は、受講者の継続率に直結します。
「スマホでは見えにくい」「サイドメニューや決済画面への遷移ボタンがどこにあるか分かりにくい」といったサイトでは、受講者が離脱しやすいのです。
サイト制作においては、以下の要素を強化することで受講ストレスを軽減できます。
- スマホ最適化
- 導線設計
- ナビゲーション設計
eラーニングシステムを選定する際は、ユーザー体験に関わるポイントを自社でカスタマイズできるかどうかも重要なポイントです。
なかには、継続率の低さを改善するためにeラーニングサイトのカスタマイズを考える方もいるでしょう。👉「eラーニング継続率が上がらない原因」では、eラーニングで受講者が離脱する原因や改善策を解説しています。ぜひ、あわせて参考にしてください。
2-3. 教材と販売の一体化
eラーニングの運用効率を高める機能として、決済や会員管理、受講管理を一体化できるeラーニングシステムが増えつつあります。
従来は、教材は配信できるものの販売は別システムであったり、決済と受講が分断されていたりするケースが多かったのです。
当社のmanabi+ school は、EC機能を備えたSaaS型eラーニングシステムです。
教材の販売にあたって別途ECサイトを用意する必要がなく、購入からアカウント発行まで自動的に行われます。
多様な決済方法にも対応しており、収益性の最大化に期待できるでしょう。詳しくはこちらをご覧ください。
3. eラーニングの定型サイトを脱却するカスタマイズ戦略
eラーニングサイトをカスタマイズする際は、マーケティング視点も持つことが大切です。ここでは、定型サイトを脱却するためのコツを紹介します。
3-1. ブランドに合わせたサイト設計
定型サイトを脱却するには、eラーニングに応じたデザイン設計を行うことです。
「見せ方」の変化によって、自社サービスとしての一体感を生み出せます。
具体的には、以下の要素を統一するのがよいでしょう。
- ロゴ
- カラー
- フォント
- ブランドトーン
- ビジュアル設計
eラーニングサイトを通じて、ブランドイメージの向上や受講者の意識統一を図ることが可能です。
3-2. 導線設計の最適化
受講までの導線設計をカスタマイズすることは、離脱防止に効果的です。
受講者の行動は、以下のようにシンプルです。
- 興味を持つ:広告の閲覧・検索
- 内容を見る:LPなどへのアクセス
- 申し込む:決済画面にて手続きを行う
- 受講する:受講者画面へアクセスしたり教材をダウンロードしたりする
この流れをスムーズに設計することで、コンバージョン率が向上します。
特に、LPとeラーニングサイトの円滑な連携や、申込導線の最短化によって、離脱ポイントを削減することが可能です。
3-3. 定型に縛られないコンテンツ構造設計
eラーニングサイトは、カリキュラムや指導内容に沿って設計することがポイントです。
講座の内容に応じて組み立てたコンテンツによって、受講者はスムーズに理解しやすくなります。
具体的には、以下のような設計が自社eラーニングの学習効果を高めるでしょう。
- コースに分類したeラーニング構造
- 講座のカテゴリ分け
- 単元のシリーズ化
柔軟にコンテンツ構造を設計できるシステムであれば、教育内容が改訂されることがあっても迅速に更新しやすいメリットがあります。
システム選びに迷っている方は、👉「eラーニング 導入で失敗しないためのポイント」を参考にしてください。
3-4. データ活用による改善
eラーニングサイトは、データに基づいて改善を繰り返す必要があります。
サイトデザインの改善を繰り返すことで受講者の満足度が高まり、申込率・継続率の向上につながります。
eラーニングサイトを見直す際は、以下のデータを活用しましょう。
- どこで離脱しているか
- どのページが見られているか
- どの講座が人気か
SaaS型eラーニングシステムを選定するにあたっては、どのようなログを取ってデータ分析ができるのかもチェックするのがおすすめです。
なお、当社のmanabi+ school で取れる視聴ログについては、👉「取得可能な情報と管理画面での確認方法」で紹介しています。ぜひご覧ください。
4. オリジナリティの高いeラーニングサイトを制作するメリット3選

自社eラーニングサイトにオリジナリティを加えることで、受講者の学習効果と収益性の両面に影響します。ここでは、オリジナル性の高いeラーニングサイトが生み出す3つのメリットを紹介します。
4-1. 他社eラーニングサイトと差別化を図れる
オリジナル性の高いサイト構築によって、他社eラーニングとの差別化が可能になります。
「どのeラーニングも同じ」という状態から脱却し、独自の教育サービスとして認識されます。
運営側が推進していきたい教育方針に沿った内容へとアレンジできるため、受講者の学習効果にも影響するでしょう。
4-2. 収益性の向上に期待できる
データに基づいて改善・実装を繰り返すことは、収益性の向上につながります。
サイトのUI/UXや講座の設計、支払い方法の多様化などを通して、導線設計や販売機能の最適化が図れるからです。
その結果、申込率や継続率が高まるメリットにも期待できます。
なお、eラーニング販売では、さまざまな決済方法に対応することによって機会損失を防ぐことが可能です。決済方法の重要性は、👉「なぜ“支払い方法が少ない”と売れないのか?」で解説しています。
4-3. ブランド価値を高められる
カスタマイズによってeラーニングサイトのユーザビリティを高めた結果、自社のブランド価値が向上する効果にも期待できます。
なぜなら、操作性の高さやビジュアル面の良さが、快適な受講体験につながるからです。
「この会社の研修は質が高い」「サイトが分かりやすい」という印象を与えられ、採用や営業においても良い影響が生じやすいでしょう。
5. eラーニングサイトのカスタマイズを成功させるポイント
eラーニングサイトを制作するにあたっては、受講者と運用担当者それぞれの視点を持つことが大切です。システムを活用したカスタマイズによって、受講者の満足度が高く、継続的に運用しやすいサイトを構築できます。ここでは、eラーニングサイトのカスタマイズを成功させるポイントを紹介します。
5-1. 最初から作り込みすぎない
eラーニングサイトをカスタマイズする際には、シンプルなデザインから始めるのがポイントです。
凝ったデザインが施されたサイトは視認性や可読性が損なわれやすく、早々に受講者の離脱が生じるリスクがあります。
最初から作り込まず、ユーザーの反応を見ながらコンテンツの追加や改善を繰り返し、最適化を図りましょう。
5-2. 運用を前提に設計する
eラーニングサイトのデザインは、運用時の使い勝手をイメージして設計することが大切です。
更新のしやすさ・管理しやすさを考慮したデザインによって、運用効率を高めやすくなります。
導入するシステムを選ぶうえでも、実際の操作性や視認性を確認しながらカスタマイズできるかどうかは重要なポイントです。
manabi+ school は、本契約前に無料で1ヶ月間ご利用いただくことが可能です。
トライアル期間終了後は試用版のデータをそのまま本番運用に活用できます。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
5-3. 「教育」と「ビジネス」を分けない
これからのSaaS型eラーニングシステムは、以下の3要素が一体化していることを前提としています。
- 教育
- マーケティング
- 販売
マーケティング戦略をeラーニングサイトに落とし込んだり、教材販売を一元化したりすることで、eラーニングの収益性を高められます。
受講体験の向上やスムーズな決済手続きが実現するため、受講者のエンゲージメント向上にもつながるでしょう。
まとめ|SaaS型eラーニングは、カスタマイズによって定型から戦略型へ
これからのSaaS型eラーニングは、自由な設計によってビジネス戦略に紐づけたサイト構築が可能です。
eラーニングシステムの比較については、👉「eラーニングSaaSの主要ブランドを比較」でも整理されていますので参考にしてください。
自社のコンセプトに沿ったeラーニングサイトによって、ブランド力の強化にもつながるでしょう。
定型サイトから脱却し、自社に最適化されたeラーニング環境を構築することで、教育の価値は大きく変わります。今こそ、eラーニングを「ツール」から「戦略」へと進化させるタイミングです。
当社のmanabi+ schoolは、SaaS型eラーニングに対応した、LMS(問題登録、動画配信、課金システム等)やフロントサイト、レイアウトを自由に設定できるFSE(Flex Site Engine)を搭載したサービスです。
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