動画を使った教育はどっちが有利?premoとNotebookLMの動画機能を比較してみた

本記事では、動画教材を活用した教育において、premoとNotebookLMを比較します。当社のpremoは動画教材を前提に開発されており、ソースのデータ容量を気にせず教材を共有することが可能です。さらに「何分何秒の発言か」まで紐づけて質問・シーク再生できる強みもあります。一方、学習ツールとして活用されやすいNotebookLMは多様な形式のデータをソースとして扱えるものの、1ファイルあたり200MBまでが上限です。用途に応じて適切なツールを選定することで、より学習効果の高いeラーニングを提供できるでしょう。

動画教材の内容を細かく把握しており、ユーザーに的確な再生箇所を伝えられるpremo
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この記事でわかること

  • NotebookLMとpremoの動画教材活用における違いを、機能や用途から比較して解説
  • 動画教育では容量制限や復習導線の有無が、学習効果を左右する重要なポイント
  • 動画教材を活用した本格的なeラーニングには、premoが適している理由を紹介

1. 動画教材×AIが教育現場で重要になっている理由

近年、eラーニングやオンライン講座では、動画教材の活用が急速に進んでいます。特に資格講座、企業研修、学校教育では、テキストだけでは伝わりにくい解説を動画で補足するケースが増えているのです。

動画教材のメリットには、以下の4点が挙げられます。

  • 講師の説明をそのまま届けられる
  • 図解や板書を使って理解を促せる
  • 受講者が何度も復習できる
  • 対面授業に近い学習体験を提供できる

しかし、動画教材には「動画内のどこで何を説明していたか」が分かりにくいという課題もあります。例えば、60分の講義動画の中から受講者が知りたい説明箇所を探そうとすると、もう一度最初から見返さなくてはいけません。

AIを使って教材解説を行う場合も、単に動画全体を要約するだけでは、学習効果は十分に高まりません。👉「教育特化型AI活用」の記事でも解説しているように、AIは“答えるだけ”ではなく、学習導線と結びつくことが重要なのです。

2. NotebookLMの動画機能とは

NotebookLMは、Googleが提供するAIリサーチツールです。PDF、Webサイト、YouTube動画、音声ファイル、Googleドキュメント、Googleスライドなどをアップロードし、内容を要約したり質問したりできます。

教育業界では、授業内で使用する資料や教材の作成にNotebookLMを用いるケースが増えつつあります。具体的には、以下のような用途で活用されやすいでしょう。

  • 講義動画の要約
  • 動画教材の内容質問
  • 複数資料の整理
  • 学習メモ作成

NotebookLMでは、読み込んだ資料をもとに要約やFAQ、学習ガイドを生成できます。また、Audio Overview機能では、2人の登場人物による対話形式の音声で内容を理解することも可能です。

反対に、ソースとして動画データをアップロードすれば、文字起こしのテキストや分析資料を生成します。

NotebookLMは、さまざまな形態のデータを読み込ませて情報を整理するには非常に利便性の高いツールといえます。

3. 動画教材の生成におけるNotebookLMとpremoの違い

premoとNotebookLMを比較検討するeラーニング運営担当者3名

Googleが提供するNotebookLMと当社が開発したpremoは、動画教材を用いた教育に有用なAIツールです。ここでは、それぞれの違いを対応データや動画内容への理解度で比較し、解説します。

3-1. ファイルの対応サイズ

AIツールによって、データ容量の制限がどのくらいなのかが異なります。長尺の動画をソースに取り込みたかったり、画質にこだわって動画教材を生成したかったりする場合は、ファイルの対応サイズを確認しておきましょう。

3-1-1. NotebookLM:1ファイル200MBまで

NotebookLMは、1ソースあたり50万語を含めることが可能です。また、最大200MBまで対応しています。
参考:NotebookLMヘルプ
※2026年7月時点の仕様です。

しかし、フルHD画質で収録した30〜60分程度の講義動画のように、教材によっては200MBを超えるケースも珍しくありません。具体的には、以下のような教材は200MBを超えると想定されます。

  • 10分程度の高画質動画
  • 30分以上の講義動画
  • 板書やスライドを含む録画教材
  • 資格講座の長尺講義

そのためNotebookLMでは、動画教材をそのまま扱うのではなく、短く分割したり、容量を圧縮したりする作業が必要です。

3-1-2. premo:容量を意識せず動画教材を共有できる

教育プラットフォームに特化したAIエージェント『premo』は、最大24時間の動画教材を生成できます。premoはeラーニング教材として動画を扱うことを前提にしており、長尺講義や複数動画を活用する教育に強いといえます。

動画を分割・圧縮する前提ではないことで、教育事業者側の運用負担を減らすことが可能です。

ただし、eラーニングにおいて受講者が最も集中を維持しやすい動画の尺は、約15分といわれています。容量を気にせず教材を共有できるpremoであっても、最大1時間程度までの動画が適正といえるでしょう。

premoが行う学習支援には、テキストや動画の不明点に関する質問対応、テスト後の問題解説、復習用の類似問題作成などが想定されています。

eラーニングでは、質問対応の質や動画教材の長さが受講継続率に大きく影響します。受講者のモチベーションが下がりやすいeラーニングの特徴や対策については、👉「eラーニング継続率が上がらない原因」をご覧ください。

3-2. 動画内における質問位置の把握

受講者が質問する内容がソースの動画の いつ・どこで・何を解説していたか明示できるかどうかも、AIツールによって異なるポイントです。動画教材で重要なのは、「どの説明について質問しているのか」を明確にすることです。受講者への質問対応の精度を上げたい方や、復習の効果を高められる学習支援を行いたい方は、重視するべきポイントといえます。

3-2-1. NotebookLM:動画内容に関する質問への回答は可能

NotebookLMは、ソースとして扱った動画の内容について質問できます。しかし、回答の根拠となる引用は表示されるものの、教育用途に特化した「○分○秒へ戻る」「その場面をすぐ再生する」といった学習導線は備えていません。

たとえば、受講者が、「講師Aが説明していた計算式の意味を教えて。」と質問した場合、計算式の意味だけを回答します。動画のどこで計算式の解説がされていたか、明確な答えは提供できません。

要約ツールであるNotebookLMは、ソースデータの内容を把握したうえで受講者の質問に回答します。しかし、受講者の理解度を深めるために重要な「該当箇所に戻ること」には対応していないのです。

3-2-2. premo:何分何秒地点の発言かを示してシーク再生できる

premoでは、動画教材内の発言や説明に対して、何分何秒地点の内容かを紐づけて扱えます。

これにより、受講者はAIの回答を読んだあと、該当する再生位置へ直接戻って動画を見返せます。

具体的には、以下のような学習導線を作れるようになるでしょう。

  • 12分35秒の解説に戻る
  • 24分10秒の図解部分を再確認する
  • テストで間違えた問題に関係する講義箇所へ移動する

この機能によって受講者は理解できなかった部分だけを効率的に復習でき、講師側もどの箇所でつまずきが多いかを把握しやすくなります。

受講者一人ひとりの疑問や苦手に応じて教育するには、AIエージェントが役立ちます。詳しくは、👉「学習効果を高めるAI活用」を参考にしてください。eラーニングにAIを取り入れるリスクと注意点についても言及しています。

4. 動画教材活用にはどちらが良い?premoとNotebookLMの比較表

比較項目NotebookLMpremo
主な用途・情報整理
・リサーチ
・教育
・学習支援
動画対応・YouTube動画などをソースにできる
・テキストのソースを動画にできる
動画教材を学習導線に組み込める
ファイル容量最大200MB最大24時間の動画教材を生成可能
長尺動画生成動画の分割・圧縮が必要になる可能性あり長尺教材運用にも対応
質問位置の把握動画内の質問位置が分かりにくい何分何秒地点の内容かを示せる
復習導線主に受講者の質問にAIが回答する形式該当箇所へシーク再生可能
教育用途適性補助的に活用可能本格的なeラーニング向き

NotebookLMは、資料整理やリサーチに非常に便利なツールです。一方で、動画を使った教育においては、容量制限や動画内位置との紐づけという点で課題があります。

premoは、動画教材を学習支援に活かすための仕組みとして設計されているため、教育現場での活用に向いています。

つまり、NotebookLMは「動画を含む資料を整理するAI」、premoは「動画教材で学ばせるAI」といえます。

5. premoとNotebookLMのどちらを選ぶべきか|3つの質問で診断

premoとNotebookLMは、どちらも動画を扱えるAIツールです。しかし、用途によって適性かどうかが異なります。ここでは、主な目的を整理したうえでどちらを選ぶべきか、3つの質問から明確にします。

5-1. 質問1|主な目的は「資料整理」か「動画学習」か

まず整理すべきは、AIに求める役割です。

  • 講義動画やPDFを要約し、情報を整理したい場合NotebookLMが適しています。複数資料を横断して扱えるリサーチツールとしての強みが活きます。
  • 動画教材を使って受講者に学ばせ、復習させたい場合質問2へ進みます。教育導線を前提に設計されたpremoの検討対象になります。

5-2. 質問2|復習導線(該当箇所へ戻る機能)は必須か

次に重要なのが、受講者が「わからなかった部分」にどれだけ迅速に戻れるかです。

  • 質問への回答だけで十分、動画位置への正確な移動は不要である場合 → 質問3(予算)へ進みます。
  • 「何分何秒の発言か」を紐づけてシーク再生させたい、資格講座や企業研修で復習効率を上げたい 場合premoが適しています。この機能はNotebookLMには備わっていません。

5-3. 質問3|予算を最優先するか

復習導線が必須でない場合、最後の判断軸はコストです。

  • 無料枠内で運用したい、まずは小規模で試したい場合 → NotebookLM(1ファイル200MBの制限内に収まる短尺教材向け)
  • 長尺教材を継続的に配信し、教育効果を優先したい場合 → premo(容量制限を気にせず最大24時間の教材を運用可能)

5-4. 診断結果の目安

なかには、「動画は短いが復習導線は必須」「予算は限られるが長尺教材を扱いたい」など、条件が交錯するケースもあるでしょう。そのような場合、premoとNotebookLMを用途別に併用する活用法も作業効率・学習効果を高める手法といえます。

状況推奨ツール
短尺動画・PDF中心のリサーチ用途NotebookLM
復習導線(シーク再生)が学習効果に直結するpremo
長尺講義・資格講座・企業研修を本格運用したいpremo
コスト最優先で小規模に試したいNotebookLM

👉「受講生と寄り添うAIエージェント」では、premoが個別最適化した学習サポートを提供し、学習者のモチベーション維持にも役立つ点を解説しています。premoに何ができるのか気になる方は、本記事とあわせてご覧ください。

6. まとめ|動画教育ではpremoが有利な場面が多い

動画教材を使った教育には、単に動画を読み込むだけのツールでは不十分といえます。

教育業界のAIツール選定に重要なのは、以下の4点です。

  • 長尺教材を扱えること
  • 容量を気にせず教材共有できること
  • 動画内のどの場面に関する質問か分かること
  • 該当箇所へシーク再生できること

NotebookLMは、PDFやオリジナル動画などを扱い、迅速に要約・分析できる優れたAIリサーチツールです。しかし、1ファイル200MBまでという制限があるため、長尺動画教材をそのまま教育運用に組み込むには工夫が必要です。

一方、premoは教育AIエージェントとして、動画教材の質問・復習・学習支援を前提に設計されています。動画の何分何秒地点に戻って復習できる機能は、受講者の理解度向上に直結します。

動画を使った教育で成果を高めたい場合、AIに求めるべきものは「要約の便利さ」だけではありません。受講者が迷わず学び直せることまで含めて設計できることが、premoの大きな強みです。

premoの料金や導入事例などについて詳しく知りたい方は、お気軽に資料をご請求ください。